Size UK7.5 Made in Austria
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.8『アディスーパーソールのワールドカップ編』
昔のオーストリア代表はユニフォームもスパイクもプーマで揃えていました。
画像は82年W杯のオーストリア代表チームです。
予選リーグは西ドイツと同組でいろいろ逸話がありますが、プーマのカタログ写真のようです。
ちなみに西ドイツは上から下までアディダスと思いがちですが、パンツはエリマでした。
この大会のオーストリアチームのスパイクもかなりナゾかつユニークなモデルが多かったのですが、今回はオーストリア製のアディダスの話なので、プーマのことはまた別で書きます。
オーストリア製アディダススパイクは意外とよく見ます。それもかなりハイグレードモデルが多く、このワールドカップの他にもオーストリア製ヨーロッパカップ80も購入しました。
私は持っていませんが、オーストリア製のストラトスSLも見たことがあります。
さて、このワールドカップですが、アディスーパーソールのいわゆる旧型ワールドカップの仕様です。
西ドイツ製と比べると、何となくアッパーの革も若干硬く少しクオリティーが落ちるような気がします。
さらにはシュータン表の革も劣化して、少しはげつつあることから人工皮革かもしれません。
側面の「WORLD CUP」の表示もよく見ると西ドイツ製とは異なります。
シュータンマークが黒地に白のトレフォイルで、かかとが大きなトレフォイルマークのみの組み合わせは、西ドイツ製のモデルにはないと思います。
11のように西ドイツ製モデルで黒地に白のシュータントレフォイルマークの場合は、かかとのマークはトレフォイルが小型で、adidasの表記があります。
シュータン裏が黒いのもこのオーストリア製モデルの特徴で、多分これと同じ物を86年W杯で何人かのハンガリー代表選手が履いていました。
同国にはFX1やワールドクラス使用選手もいたのですが、なぜわざわざこのモデルを履いていたのか?
今さら知るよしもないですが、興味深いです。