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英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.8『アディスーパーソールのワールドカップ編』
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.28 『世界のコレクターさん・イギリス編』
日本のサッカープレーヤーはグランドの影響もあり、レベルや年齢を問わず、今も昔もスパイクは固定式が主流だと思います。
特に80年代の一般プレーヤーが芝生のグランドでサッカーをすることなど、よほどのハイレベルな大会でない限りありませんでした。
普段はカチカチ、雨天はどろどろの土のグランドでは、このスパイクのような高価な取替え式など、たとえ買えても、もったいなくて履く気にはならなかったと思います。
80年代初め、アディダス取替え式最高峰スパイク「ワールドカップ」の広告はサッカー雑誌に毎号載っていました。
82年のスペインW杯頃にはこのスパイクのようなアディスーパーソールのワールドカップはこちらのような3マテリアルソールになり、日本では姿を消したと思います。
しかし、調べてみると海外では旧型ワールドカップは根強い人気があったようで、98年頃までトッププロ選手が使っていたようです。
さて、このシュータンの青マークも憧れの一つだったのですが、こちらの画像のようなワールドカップもあったようです。
これだと、アディのこのタイプと見分けがつきません。
つま先バックスキンのワールドカップ78同様、なかなか見ることができないモデルだと思います。
「VOETBAL」はオランダ語ですが、昔の南米選手はこのタイプのシュータン(ホームベース型)のアディダススパイクを履いていることがあり、アディを履いていると思っていたのですが、プロ選手ですからやはりワールドカップだったのかもしれません。
2つ目の画像のルジェリ選手などのスパイクのシュータンはホームベース型ですが、色は黄色で、固定式でした。ワールドカップウィナーもこのタイプのシュータンモデルがあったのかもしれません。
アディダスもプーマの白シュータンを意識していたのだろうか?
なんてことを想像しております。
(2019年6月1日)
(追記)
アルゼンチンの往年の名選手Rene Houseman選手の実使用スパイクはこのタイプのシュータン付ワールドカップのようです。
ヒモのしばり方はアルゼンチン風です。
(2019年12月17日)