42. adidas World Cup (early-80s) (2)

Size UK7.5 Made in West Germany

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.8『アディスーパーソールのワールドカップ編』

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.28 『世界のコレクターさん・イギリス編』

日本のサッカープレーヤーはグランドの影響もあり、レベルや年齢を問わず、今も昔もスパイクは固定式が主流だと思います。

特に80年代の一般プレーヤーが芝生のグランドでサッカーをすることなど、よほどのハイレベルな大会でない限りありませんでした。

普段はカチカチ、雨天はどろどろの土のグランドでは、このスパイクのような高価な取替え式など、たとえ買えても、もったいなくて履く気にはならなかったと思います。

80年代初め、アディダス取替え式最高峰スパイク「ワールドカップ」の広告はサッカー雑誌に毎号載っていました。

82年のスペインW杯頃にはこのスパイクのようなアディスーパーソールのワールドカップはこちらのような3マテリアルソールになり、日本では姿を消したと思います。

しかし、調べてみると海外では旧型ワールドカップは根強い人気があったようで、98年頃までトッププロ選手が使っていたようです。

さて、このシュータンの青マークも憧れの一つだったのですが、こちらの画像のようなワールドカップもあったようです。

これだと、アディのこのタイプと見分けがつきません。

つま先バックスキンのワールドカップ78同様、なかなか見ることができないモデルだと思います。

「VOETBAL」はオランダ語ですが、昔の南米選手はこのタイプのシュータン(ホームベース型)のアディダススパイクを履いていることがあり、アディを履いていると思っていたのですが、プロ選手ですからやはりワールドカップだったのかもしれません。

2つ目の画像のルジェリ選手などのスパイクのシュータンはホームベース型ですが、色は黄色で、固定式でした。ワールドカップウィナーもこのタイプのシュータンモデルがあったのかもしれません。

アディダスもプーマの白シュータンを意識していたのだろうか?

なんてことを想像しております。

(2019年6月1日)

(追記)

アルゼンチンの往年の名選手Rene Houseman選手の実使用スパイクはこのタイプのシュータン付ワールドカップのようです。

ヒモのしばり方はアルゼンチン風です。

(2019年12月17日)