Size UK8.5 Made in Austria
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.27 ~プーマの大定番・ベルトマイスター編~
オーストリア製プーマスパイクはこれだけしか持っていません。
アディダスのオーストリア製もユニークなモデル(例)が多い気がしますが、これも西ドイツ製プーマとは一線を画す感じです。
おそらく80年代前半ぐらいの製品だと思いますが、西ドイツ製のワールドカップ(日本ではベルトマイスター)だと、ほぼ間違いなく固定式12本スタッドだと思います。
しかし、このソールはマルチスタッド(多分33本)です。
他のプーマモデルだと「ディエゴマラドーナ」とか「ベルティフォクツオールランド」が同じソールです。
アディダスだと「タンゴ」、アシックスはインジェクターのTXシリーズが同じようなソールでした。
ソールのウレタン量が多いのか、普通の固定式よりかなり重い気がします。
ソールを外したことがある方はご存じかもしれませんが、アッパーのみだとすごく軽いです。多分、革の種類が違ってもそんなには変わらないと思います。
さて、このモデルが作られた頃のオーストリア代表は西ドイツ代表と真逆で、全員上から下までプーマ製品でした。
選手のスパイクは結構ナゾなモデルがありました。
まず疑問は、白シュータンの選手がいない?
黒シュータンの選手が多いと思いますが、白はわざわざ見えないように倒している気もします。
こちらのチームと比べるとかなり雰囲気が違うかも。
MADE IN WEST GERMANYが見えないようにしていた?
考えすぎでしょうか?
(オーストリアVSアルジェリア戦。プーマスパイク対決)
オーストリア選手の取替式はWMメノッティが多かったようです。
アルジェリアのベルミ選手はトレロのようです。
ただ、取替式もそれだけではなく、
黒白2色ソール(上左)もあれば、シャハナー選手(上右)は白シュータンのキングのようですが、やはり白シュータンは見えないようにしている感じです。
このお二方は固定式も履いていますが、どちらもモデル名がよくわかりません。
上左のようにスタッド数が多い固定式を履く選手が多い中、上右はマラドーナスーパーに見えますが、シュータンマークが違うようです。
おそらくこれもメノッティモデルで、
日本では見たことがないモデルを履いていたようです。
ちなみにオーストリア代表は、ドイツのアディダスと同様、2006年ぐらいまで全選手がプーマのスパイクを履いていたようです。
(2020年1月10日)
追記
2021年9月にもう一つプーマオーストリア製スパイクをアップしました。