Size 23.5cm Made in Japan
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.20 『隠れた名品アシックス(オニツカ)ボンバー編』
ボンバーというと55が一番有名なようですが、55、66は初心者からエキスパートまで幅広いサッカープレーヤーに愛用されていました。
それを物語る大会が82年のゼロックススーパーサッカーです。
この大会は神が主将として率いるボカ・ジュニアーズと日本代表が対戦し、これまで何度か富越正秀さんの当時の写真を載せさせていただいております。
もうお一方、日本を代表するスポーツ写真家・今井恭司さんも素晴らしい写真入りコラムを連載されています。
今井さんの写真(左)のように神と対戦している都並選手も、神に花束を渡しているサッカー少年(少女?)もボンバー(多分時期的に66)を履いています。
クラリーノ(つま先)と布部分のツヤの違いがよくわかります(右下)。
アシックス(オニツカ)の広告で、上位モデルのスーパーボンバーなどはたまに載っていたと思いますが、基本的にボンバーシリーズの広告はインジェクターや、シャペに比べてとても少なく、割とナゾなモデルです。
ボンバーの登場は、メーカー広告ではないですが、74年の用品店の広告にボンバー77、55が載っています(また別の機会で載せます)。
ボンバー66が登場するのは80年頃で、この間にオニツカからアシックスに社名が変更しました。
80年の埼玉県のお店の広告。ボンバー55が載っています。ビンテージアシックスファンにはたまらないモデルの数々です。
同じ80年の神奈川県のお店の広告、こちらではボンバー66が登場しています。プーマのファンやアディダスのケルンなどボンバーと似たコンセプトのモデルがありましたが、圧倒的にボンバーの方が人気が高かったようです。
確証はないですが、55と66は仕様はほぼ同じで、社名変更と同時期にモデル番号も変わったのではないかと思います。
(2019年4月10日)
追記
珍しい(?)ボンバーの広告一覧です。
55は見ないなあ…。
さらに、90年ごろには静岡のサッカーショップで復刻版が販売されていました。
(2020年12月22日)
そういえば、リペア後の画像を忘れていました。
(2022年12月22日)