443 PUMA PARA MEXICO (19)

Size 25.5cm(UK6.5) Made in Japan

存在はかねがね知っていた赤パラメヒコですが、黒に白ライン以外はどこかが特別(ソールやステッチ)なモデルしか興味がなく、手に入れるつもりはありませんでした。

また、30足限定品だそうで、手に入るわけがないと思っていました。

ただ、シリアル番号が10だったため衝動買いしてしまいました。

真偽はわかりませんが、9番は中山選手、11番はカズ選手のもとに贈られたとか…。

そういえば日本の歴代10番はアディダス派が多かったかも(木村選手、名波選手、中村選手…)。

とりあえず10番だし、サイズもちょうどいい(UK6.5か7)ので、私の中ではディエゴ様用のパラメヒコということで保持させていただきます。

ただ、ディエゴ様が生涯でパラメヒコを履いたのは1度だけだったような気がします(間違っていたらすいません)。

91年ナポリ在籍時のゴタゴタで長期出場停止になった時、アルゼンチンへ帰国され、いくつかのチャリティーマッチに出場されました。

さすがにプーマさんも出場停止の選手にスパイクを供給しづらくなった時期だったのか、当時はまだ珍しかった個人専用モデル(おそらくドイツ製)を使っていたディエゴ様ですら、ノーマルのパラメヒコを履いてトレーニングされていました。

どのようなルートでディエゴ様に日本製のパラメヒコが手渡されたのか?
Jリーグ入りの話もあったころなので、日本のどなたからかもらったんですかね。

プーマラインは黒塗りされていたようで、親善試合も同じスパイクでプレーされたようです。


こちらを翻訳すると
1991 年 8 月 3 日: ディエゴ・マラドーナはアルゼンチン俳優協会とともに、フェロ・スタジアムで大規模な慈善試合を開催した。これは、アドリアン・ギオの元妻であるアナ・フェレールの発案によるもので、フェルナンデス病院の断層撮影装置の購入資金を集めるためのものだった。

その後、アルゼンチンで現役晩年を過ごされている間は、様々なメーカーのスパイクをご使用でしたが(例1例2)、やはりプーマが一番多かった気がします。

日本では販売されたなかったディエゴ様シリーズも登場し、その後も引退まで(引退後も)プーマの広告塔でした。

一見するとディエゴ様シリーズのスパイクを使っているように見えるのですが、

アッパーはこちらのモデルのようで、ボカ時代は日本製のプーマモデルを愛用していたと思っています。しかし、明らかにパラメヒコとわかるようなモデルを履いていた画像は見たことがありません。

そういえば、このころ一緒にプレーしたボカの英雄が、最近引退試合をされました。

引退試合はコパムンでした。メッシ選手も参加されていましたが、ディエゴ様もいたら、さらに感動的だっただろうなあ…。

さて、ディエゴ様とパラメヒコについてですが、最近パラメヒコが復活し、あわてて書いたこちらのコラムでご紹介した画像、
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ノーマルのパラメヒコではないですが、側面の表示は「PARA MEXICO」に見えるような…。また、色も写真がセピア色になっているのか?ソールの白に比べ、シュータンやラインは黄色っぽく見えます。

その後、このスパイクは意外な場所にあることがわかりました。


アルゼンチン、インテルの英雄・サネッティ選手のミラノのレストランに展示されているそうです。
シュータン、ラインはあざやかな黄色でした。

横の画像がなかったので、実際に行かれた方のサイトの画像の一部をよく見ると、

PARA MEXICOのようです。ただ、この特別パラメヒコはインソールにはサイズシールもまだ貼られており、あまり使った形跡はないようです。

こちらのレストラン内には、ディエゴ様以外は、ご本人のはもちろん、ほぼスパイク博物館のような展示品があるそうです。

ミラノに行かれるサッカーファンには魅力的なお店ですね。

(2023年7月14日)

ニューパラメヒコ、1足どうですか?