Size UK10.5 Made in West Germany
セラミックスタッドのスパイクはこれまでいくつか入手しましたが、ようやくトップモデルが見つかりました。
固定式のウレタンソールは30~40年経過するとだいたい劣化するので、ソールがセラミックだったらずっとキレイなのかと思っていたのですが、スタッド以外の部分は劣化するみたいです(ご参考)。
さて、これまでにセラミックスタッドモデルを使っていた名選手についてはかなり調べたのですが、新たな発見はありませんでした。書くことがないので、一応おさらいをさせていただきます。
1990年W杯、コスタリカのカジャッソ選手
あらためて見るとシュータン裏が黒いですね。
このモデルのシュータン裏は、
こんな感じですので、カジャッソ選手が履いていたモデルはこちらだったかもしれません。
他のコスタリカ選手も調べましたが、セラミックモデルを使っていた選手は見つかりませんでした。
カタールW杯でドイツ、スペインに勝った日本代表でしたが、コスタリカに負けてしまいました。
「なんでコスタリカに?」と思われた人も多かったと思いますが、90年W杯ですでに決勝トーナメントに進むような国だったんですよね。
そのころの日本にはW杯は夢舞台でした。
さて、90年W杯のコスタリカの画像を調べると、やはりチェコ戦の時のものが多いです。
かなり前にも紹介しましたが、チェコ選手のスパイクはユニークでした。
空中戦でコスタリカを圧倒したスクラビー選手(193センチ)。ヘディングだけでハットトリックを達成しました。
左足は取替え式ワールドカップで、右足は固定式のコパムンです。
Jリーグでも活躍されたハシェク選手
右足はエトルスコユニコですが、左足は90年大会では珍しいアディスーパーソールのワールドカップでした。
(画像右上のアディスーパーソールはイルクナー選手(西ドイツ)のものです)
チェコは準々決勝で優勝した西ドイツと対戦しました。スクラビー選手(左)はこの試合では両足取替え式ワールドカップだったようです。ハシェク選手のみならず、マテウス選手もこの大会のスパイクはいろいろこだわりがあったようです(こちらをご参照ください)。
この2チームは本大会前に親善試合があったようで、
ハシェク選手は両足エトルスコユニコだったようです。マテウス選手はこの時も「アルゼンチン結び」だったのか?
(審判のスパイクも気になります…)
セラミックモデルとまったく関係ない話題ばかりで申し訳ないですが、結局このモデルをW杯で履いた選手はいなかったのかもしれません。
こちらも以前ご紹介しましたが、このモデルは日本国内の高校トップレベルの選手が履いていたことがあったようです。
暁星高校の村上選手(87年度高校選手権)。
帝京高校の磯貝選手(左)と国見高校の永井選手。88年度選手権優秀選手の合宿時に磯貝選手がセラミックトップを履いていたようです。選手権の時はアシックスのスパイクでした。
目新しい情報がなく申し訳ありません。
何か新情報があれば追加いたします。
(2023年8月26日)