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英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.18 『マラドーナシリーズの不思議編』
最近のプーマの復刻モデルですが、他にも
などがあります。
これらは昔のオリジナルを知っている者からみても、随分頑張って作ったなあと思います。
特にアッパーはかなり忠実に復刻されています。
しかし、残念ながらソールは現行モデルの流用です。
とは言っても、昔風のソールではありますし、色も白ベースに黒スタッドで同じように見えますが、こちらはオリジナルを知る者からすると違和感があります。
下図がオリジナルのMARADONA SUPERで、白い部分が復刻版のように平らではなく段差があり、スタッド(ポイント)が高くなっています。
海外では同じタイプのソールのモデルが結構あったようで、スタッドが白いタイプもあったようです(カタログはスウェーデン版)。
ただ、PORTO ALEGREはMARADONA SUPERと同じに見えます。
さて、40年近く前のこのオリジナル固定式ソールですが、最近の日本のスパイクファンなら見たことがあると思います。
1998年に中山選手がフランスW杯で使ったモデル(こちら)の色違いです(多分)。
長いスタッドを希望した中山選手の特別モデルと紹介されていることが多いですが、昔あった型を探し出して、もう一度使ったのだと個人的には思っています。
まあ、このタイプのパラメヒコもすでに20年前のモデルですから、今では既に作製不能なんですかね。
(2019年10月9日)