26. PUMA KING Pelé (reissue)

Size UK8 Made in Japan (product in 2001)

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.11 ~『17歳のW杯選手のスパイク編』~

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.27 ~プーマの大定番・ベルトマイスター編~

私がサッカーの王様ペレ選手のプレーをリアルタイムで見たのは84年の釜本選手引退試合だけです。

上から下まで真っ赤なアディダスで、スパイクも全員アディダスのヤンマーに、ペレ選手、オベラーツ選手が助っ人で加わりました。

しかし、ペレ選手のみ身につけている物がすべてプーマでした。

多分、初めて大人の事情というのに気づいた試合だったかもしれません。

その試合でペレ選手が履いていたスパイクは当時市販もしていたプリメイロでしたが、プーマに限らずペレ選手シグネチャーモデルは世の中にたくさんあります。

これはおそらく最後に作られたプーマのペレモデルと思います。

タグには0601とあるので2001年製造のようで、ペレ選手(1940年10月生まれ)還暦記念モデルかもしれません。

日本製ですが、たまに海外オークションで外国人の方が出品されていることもあります。

とてもよい素材とスタイルですので、海外スパイクファンにも人気があるようです。

2016年にはペレ選手の私物が多数オークションにかけられました。

その中には画像のようなプーマの実使用スパイクもありました。

さて、このオークションのスパイクも、カタログで見たことがあるオリジナルのキングペレ(こちらこちら)も取替え式ですが、有名な映像としてよく出てくる1970年W杯のペレ選手は固定式も履いています(イタリアとの決勝戦など)。

日本のスパイクファンには見慣れたパラメヒコと同じこの復刻版の固定式ソールですが、今は世界広しといえども、日本製プーマでしか見ることができないと思います。

ソールのみでは購入できませんが、お手持ちのスパイクをプーマジャパンに送れば、ソール交換などに対応していただけます(注)。

ぜひとも少しでも長くパラメヒコとこのソールが生産され続けてほしいものです。

(2021年11月26日)

(注)

2022年現在では製造後10年以内のモデルのみのソール交換対応になってしまいました。