Size UK9 Made in West Germany
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.36『1988年欧州選手権編(その2)』
白いラインのEUROPA CUPです。
日本では販売されていなかったと思います。
英国人のNさんが売ってくれました。
特にNさんがこのモデルを持っているという情報もなく、いきなり「こんなんあるけど」みたいな感じで紹介されました。
初めて見た時はびっくりしました。
白ラインのEUROPA CUPって本当にあったんですね。白いだけではなく、銀色ラインは革ではありませんが、こちらは革製です。
ただ、シュータンはこれまで紹介したタイプを想像していたので、青トレフォイルマークは少し意外でした。
ルベッシュ選手はわざとシュータンを交換していたのでしょうか?
さて、これとまったく同じモデルを履いていた選手となると、これまた探すのがやっかいでした。
EUROPA CUP80というモデルですが、ルベッシュ選手は主に82年W杯でこれに似たモデルを履いていました。
そこで、もう一度EURO80の画像を探してみました。
その結果、あくまで当時の画像ですので断言はできませんが、当時の主将・ベルナルド・ディーツ選手が使っていたような気がします。
80年EUROと82年W杯ではそれほどメンバーに変更はないのですが、ディーツ選手は82年大会には出場していませんので、この大会からサッカーにのめり込んだ私にはなじみがない方でした。
キャリア終盤はシャルケで活躍されましたが、MSVデュースブルク時代の70年代半ばに、プーマの赤いモデルを履いていました。
この時代のカラースパイクはかなり珍しいと思います。
(2019年11月17日)