9. adidas World Cup reissue (1)

Size UK10 Made in Germany (product in 1998)

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.8『アディスーパーソールのワールドカップ編』

30数年前の現役時代でも履いたことがなく、コレクション目的で手に入れた人生初のアディ・スーパーソールのモデルです。

ebayで見つけた時は80年代前半製造のオリジナルの「World Cup」と思いました。

商品説明もそう書いてあったと思います。

アディダス復刻スパイクについては全然詳しくない頃で、アディ・スーパーソールの復刻スパイクは2008年に1978足作られた「World Cup 78」30周年記念モデルしか知りませんでした。

それとは明らかに違うものでしたので、オリジナルと信じきっていました。

それにしては新品のようにきれいに見え、オリジナル「World Cup」が思ったより安く手に入ったことを素直に喜びつつ、出品元のアメリカからの到着を待ちわびていました。

現物を見てみると、肝心の「Made in West Germany」の表示がなく、アディダスの現行モデル用のタグがシュータン裏に貼られ、製造は「Made in Germany」で、製造年月は02/98となっていました。

「なにこれ?」

アディダスシューズ情報の宝庫だった今はなき「adidas-world」を見ても、同じようなモデルはなく、意を決してそのサイトにこのスパイク写真を投稿し、情報を求めることにしました。

ほどなく、そのサイトの常連の方からコメントをいただきました。

その方によると、1998年はアディダスジャパンが設立された頃で、それまでアディダス製品を販売していたデサントからの移行期だったため、ドイツで作られた製品の一部が日本に入ってこなかったのではという有益な情報でした。

きっと、このスパイクは日本では発売されなかった「World Cup 78」の20周年記念復刻モデルなんだろうということで自分の中では納得しています。

98年は我々世代が夢にまで見た日本がW杯に出場した年です。

あの大会の日本のユニフォームはアシックスで、その後はすべてアディダスですが、98年はアディダスジャパンが設立したばかりで、代表ユニフォームのライセンスを得る余裕がなかったのかもしれません。

最近では98年から02年大会ぐらいのスパイクが復刻版として登場する時代になり、その頃のスター選手が愛用していたオリジナルのアディダス・プレデターやナイキ・マーキュリアルは恐ろしい価格で売られていますが、すごい人気のようです。

私が好む年代のスパイクはどんどん忘れ去られていくのは寂しい気もしますし、収集に飽きて手放すベテランコレクターもいるようです。

「adidas-world」も閉じられてしまいましたが、管理人の方の熱意がなくなってしまったのでしょうか…?

スパイクコレクターやシューズファンも世代交代があるみたいですね。

収集歴の浅い私は、これからも80年代の名品モデルを集め続け、ボチボチ情報発信していきたいと思っています。

190 adidas World Cup reissue (3)