80. adidas RIO MOULEE

Size UK9.5 Made in France

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.22『ナゾ多きフランス製アディダス編』

87年頃に国内でも輸入販売されていたようです。

このモデルの取替え式はこちらで見ることができます。

フランス製スパイクは「MOULEE」が固定式で、「VISSEE」が取替え式のようです。

この頃のフランス製に特徴的なシュータンマークで、こちらのモデルもフランス製があります。


右はネットからの画像で、フランス製「WORLD CLASS」。

このモデルは今となっては珍しいモデルだと思いますが、神が履いていなかったら見向きもしなかったでしょう。

80年代で神がアディダススパイクを試合で履いたのはこの時(1988年プラティニ選手の引退試合)しか見たことがありません(ナポリの写真は多分トレーニング時です)。

よほど何か強い要請があったんでしょうか?

それにしても神率いる世界選抜のメンバーはすごい豪華ですね。

アディダススパイク使用選手は多そうですが、このモデルを履いている方は神以外にいなさそうです。

なぜかボッシ選手がフランス代表ではなく、こちらにおられます?

あまり鮮明な画像がないのですが、マテウス選手はプーマだったようで、特に縛りがあったわけではなさそうです。

(2019年11月19日)

追記

この記事を書いているとき(2019年11月)に、約1年後にこんな本が出るとは想像もできませんでした。

いろいろ思いながら拝見していますが、毎日のようにディエゴ様の写真は見ているので、特に目新しい情報はもうないと思っていましたが…。

プラティニさんが自身の引退試合のことを話している記事があり、ディエゴ様はその試合、パパン選手のスパイクを借りて45分プレーしたとのこと。

真偽のほどはわかりません…。

ナポリの練習で履いているのはナゼ?

(2020年12月23日)

追記

アルゼンチンのお知り合いからこんな記事を教えてもらいました。

プラティニ選手の引退試合のマテウス選手とディエゴ様のスパイクの逸話です。

上記のように、ディエゴ様はこの試合でスパイクを忘れて、パパン選手のリオムーレを使ってプレーしたそうですが、ずいぶん前にこちらのコラムで書いたのですが、ワールドカップを履いている画像もあって、不思議に思っていました。

これはマテウス選手がディエゴ様に貸したものだったんですね。

それを90年W杯でマテウス選手が履いていて、決勝のアルゼンチン戦でおかしくなって履き替えた。

さらに、それが合わないから右足だけこちらに履き替えた。

でもPKを蹴るのは不安だったので、ブレーメ選手に蹴ってもらった。

もしそのまま、おかしくなったワールドカップか、履き替えたSLで蹴って失敗していたら…。

ディエゴ様の呪い?てなことになったかも。

なんだかドラマだなあ…。

(2022年5月6日)