Size UK6 Made in Brazil
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.17 『カナリア軍団のルコック、トッパー編』
これもマレーシアから入手しました。
コラムネタにと思い、こちらと同時期に入手したと思います。
我々世代ですと、トッパーと言えばソクラテス選手のスパイクです。
ソクラテス選手は、スパイクはトッパー一筋だったと思います。
86年W杯ではファルカン選手もトッパーをお使いでしたが、それ以降のW杯ではトッパー製スパイク使用選手はいなかったと思っていました。
ところが、94年W杯でサウジアラビアのファハド・アル・ビシ選手が何気にお使いでした。
あの時のサウジと言えば、オワイラン選手の60m5人抜きが有名ですが、今更スパイクに注目するとは…。
予選リーグは3試合ともトッパースパイクだったようですが、決勝トーナメントではなんとKiKA!
韓国代表ならわかりますけど、同じアジア代表だから?
しかもトッパーもKiKAも固定式です。
なぜ変える必要があったのだろう?
この大会のサウジの選手がみな変わったメーカーのスパイクを履いていたわけではなく、この方のみトッパーをお使いだったようですが、KiKAは数人の選手が履いていたようです。
トッパーは最近ではラインのデザインが変わってしまったので、私は見分けがつきませんが、今もフットサルシューズなどは使われているようです。
改めてこの大会のアジア代表国の画像を見て思うのは、予選で日本はサウジにも韓国にも負けなかったんですよねえ。
やはり今でもドーハは悔しい思い出ですね。
(2019年9月11日)
追記
79年のサッカーマガジン特集号を見ていたらヒゲのないソクラテス選手はアディダスのスパイクを履いていました。勉強不足ですいません。
(2020年7月6日)
さらに追記
日本でも90年代前半のJリーグでトッパースパイク愛用選手がおられたようです。
柏レイソル・加藤選手(前列右端)はチームカラーの黄色のラインのトッパーです。
片野坂さん、下平さんら今はもう立派なベテラン指導者ですね。
時の経つのは早いなあ…。
浦和レッズの土橋選手(2番)もトッパーのスパイクを履いていました。
その少し前は
パトリックからトッパーへ変更されたようです。
ただ、トッパーは1997年シーズンのみだったようで、その後は
またパトリックに戻されたようです。
ちなみに加藤選手もトッパーは97~98年の2シーズンほどだけだったようで、
それ以前、そして現役晩年までパトリックだったようです。
このお二人は東北学院高校の先輩(加藤選手)・後輩(土橋選手)だそうですが、お互いスパイクの好みが合っていたのですかね?
90年代のJリーガーのスパイクはプーマとアディダス以外興味がなかったのですが、調べてみるとけっこうおもしろいです。
このころのトッパーやパトリックは日本製だと思いますし、90年代製に手を出すと散財しそうなので、どちらも80年代のみでやめておきます。
(唯一所有しているパトリックのスパイク)
(2021年12月28日)