Size 26cm Made in Taiwan (?)
英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.27 ~プーマの大定番・ベルトマイスター編~
こちらと同じくマレーシアから入手しました。どちらも同じように見えますが、シュータンの表示等、微妙に異なります。
入手した時の状態(下画像、ソールはありません)も同じようにひどいものでしたが、再生させました。
側面には「WORLD CUP」と記されていますが、やはり我々世代はこのモデルはベルトマイスターと呼びたいですね。
こちらにも書きましたがベルトマイスターは78年頃にデビューし、西ドイツがなくなった後の93年頃まで販売されていたようです。
91年頃の広告
92年頃の広告
93年6月頃の広告。ベルトマイスターが最後に確認された頃。
当時としては驚異的なロングセラーモデルでしたが、今となってはコパムン(83年頃より現在まで)、パラメヒコ(86年頃より現在まで)に比べると大したことはありません。
最近ではベルトマイスターを知っている人も少なくなっていますが、現物もなかなか見つかりません。
まあ、だからこそ捨てられるのはもったいないと思い再生させたわけですが、やはり西ドイツ製と比べると何となく違和感があるような…。
西ドイツ製時代はプーマのカタログにも鮮明な写真が載っていましたが、90年以降のベルトマイスターの写真は広告の中の小さなものしかなく、西ドイツ時代とそれ以降は同じなのか、異なるのかも今ではわかりません。
(タグによると)このスパイクは92年製で、西ドイツ製ではない頃にもベルトマイスターらしきスパイクがあった証拠にもなるかもしれません。
シュータンの端にタグがついたのもこの頃からのようですが、同じ時期に製造されたドイツ製キングなどは生産国や素材はまだ靴内に貼られたシールに記されていました。
いろいろな点でシューズ作りに変化が出てきた頃だったようです。
(2019年9月11日)