555 YASUDA JAIR MACH

Made in Japan

70年代にYASUDAさんが販売していたジャイールシリーズのモデルです。
存在は知っていましたが、初めて実物を見ました。

そういえば結構たくさん種類があったなあと思い、再確認すると、

「マッハ」はキップ甲皮(仔牛と成牛の間の若い牛の革)で、キップのモデルって持ってないなあと思い、入手しました。
同じ出品者の方はカーフ革のエースストライカーも販売していたのですが、プーマのこちらのモデルのような足入れ部分のデザインがあまり好みではないので、シンプルなこちらのみ購入させていただきました。

以前、スパイクアッパーの牛革の奥深さ(ややこしさ)について書いたことがありましたが(こちらこちら)、キップ革は国産のモデル(アシックス、プーマの国産、ヤスダ)に比較的多く採用され、外国メーカーだとパトリックのモデルには使われていたようです。

ちなみに3本線のモデルのカーフ革モデルは、こちらで紹介したスパイクのようです。

モデル名がわかってよかったです。

さて、ジャイールシリーズは、70年代のブラジル代表・ジャイルジーニョ選手のシグネチャーモデルでした。
箱はこんな感じです。

こちらの広告では「マッハ」もカーフになっていますね。

いずれにしても、このシリーズはなかなか高級な素材が使われていたんですね。

ヒール部分もこの時代ではかなり高い設計です。

50年近く前の製品ですが、ソールやスポンジ類の劣化もなく、各所の素材の良さがうかがえます。

ところで、ジャイルジーニョ選手ご本人がこのシリーズのモデルを公式戦などで使ったかは定かではありません。

ただ、こちらでも紹介したペレ選手の実使用スパイク復元の話題で、

黒塗りでメーカーがわかりませんが、ソールには、

「YASUDA」の刻印があり、ペレ選手の手にも渡っていました。
きっとジャイルジーニョ選手が仲介したのだと思います。

真実はわかりませんが、当時からブラジルのレジェンドにも認められうるクオリティだったのですね。

ジャイルジーニョ選手は御年80歳ですが、インスタアカウントもお持ちです。
DMで「YASUDA」のスパイクについて質問してみましたが、

(当然)お返事はいただけませんでした。

(2025年11月15日)