546 PUMA WELTMEISTER (WORLD CUP)


Made in West Germany

ベルトマイスター(モデル番号380)

我々世代ではプーマの固定式スパイクの最高峰モデルですが、少し年下の世代ではパラメヒコの方が圧倒的にメジャーだと思います。

また、プーマのモデル番号380のスパイクは、日本では「ベルトマイスター」ですが、世界的には「WORLD CUP」、もしくは南米では「BORUSSIA」というモデル名でした。

こちらも有難いことに、いつもお世話になっているこちらの方からのご紹介でお譲りいただきました。

さて、昨日(2025年9月11日)、サッカー用品の世界的通販サイトの「PRO:DIRCT」さんのYou Tube動画にキング・カズ選手が登場されました。
おそらく日本人選手の登場は初めてではないでしょうか。

スパイク好きにはたまらない構成で、まず登場するのが、

カズ選手特注のスフィーダです。
シュータンに刺繍サイン(ご本人仕様)、かかとに日の丸入りです。
市販品レプリカ等ではなく、ご本人所有品でしょうか?

さすが、100万人以上フォロワーがいるチャンネル、すばらしいスパイクのチョイスだと感じました。

そして、キングギアのインタビューでも語られていた、スフィーダの誕生秘話で、最初は「ベルトマイスターを使いたかったが、足に合わなかった」との言及もありました。

これまたさすが、世界的スパイク販売店だけあって、次に「WELTMEISTER」の画像が登場するのですが…、

おいおい、これかよ…。

インタビューは日本語がほとんどですが、最初や所々、英語でも答えられていたので、日本人以外の動画作成者が「ベルトマイスター(WELTMEISTER)」と聞くと、このモデルが思い浮かぶのかもしれません。

いくら58歳の世界最年長プロサッカー選手だからといって、1958年のモデルの画像を出すのはいかがなものでしょうか…。
このWELTMEISTERを参考にしてスフィーダができるわけもないですし。

最近では、カズさんも履きたかった(日本で販売されていた)西ドイツ製ベルトマイスターを確保するのは難しいのかもしれません。
あってもソールはボロボロに劣化していると思います(ご参考)。

ただ、この由緒正しいチャンネルで、あまりにも時代錯誤のモデルを出してしまったので、おそらく見ている世界中のほとんどの視聴者は、
「カズ・ミウラはあんなに古いスパイクが履きたかったのか?」

と誤解してしまうかもしれませんね。

前回入手した(ソールなしの)ベルトマイスターは、新品のパラメヒコのソールを移植しました。
今回ももちろんソールはなく、修復用に新品パラメヒコを部品取りにするのはさすがにもったいないと思い、こちらのスパイクのソールを利用しました。

1995年製造のレセルバX。ソールは色がいい具合に黄ばんでおり、オールド感があります。

修復後の比較をすると、前回入手したモデルとまったく同じに見えますが、


側面のステッチの色が違います。若干製造時期が異なるようです。
こんな比較ができるのは有難い限りです。
内張りの素材も違っていたようで、今回は内張りも劣化していたので修復していただきました。

もちろんソール取りにした方も、

スパイクのリペアとともに、トレシューとしてリペア工房・アモール様で修復していただきました。いつも有難うございます。

カズさんの動画の続きにはパラメヒコライトなども登場しましたが、個人的に印象的なものはありませんでした。
(ネイマールモデルがお気に入りというのは初めて知りました)

おそらくカズさん特別モデルであれば、プーマ・ジャパンの方が充実していると思います。
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ベルトマイスター(右端)もあるし、
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いつかご本人にこれらのモデルについて語ってほしいですね。

(2025年9月12日)