542 PUMA KING (USURIAGA model), 543&544 PUMA CUP

542 PUMA KING (USURIAGA model)

543&544 PUMA CUP

久しぶりに プーマのスパイクの紹介です。

542を手に入れたのはもう2年ぐらい前で、あったことすら忘れかけていました。

アルゼンチンのお知り合いが「こんなのあるよ」と、所有者の方をご紹介いただいて入手したと記憶しています。

元コロンビア代表のウスリアガ選手実使用スパイクだそうです。
94年シーズンのインディペンディエンテ所属のころのモデルだと思います。


シュータンに背番号らしき数字が書いてあるので、542そのものではないと思いますし、ソールも固定式だったかもわかりません。

ウスリアガ選手が赤いプーマを履いている画像は他になく、プーマ以外にも様々なメーカーのスパイクを使っていたようです。

ウスリアガ選手については名前は存じておりましたが、どんな選手だったかについての知識はありませんでした。

80年代半ばからのコロンビア代表はとにかく個性的なメンバーが多かったですね。

バルデラマ選手、リンコン選手、アルバレス選手、そしてイギータ選手など、プレーも風貌も強烈でした。
これは91年のコパアメリカ(チリ開催)のメンバーで、その後、FWのアスプリージャ選手が登場します。

ウスリアガ選手は長身(192センチ)かつスピード溢れるFWで、この映像などのプレーは圧巻です。
日本でも放映されていた試合もあったようで、アルゼンチンが優勝した大会でしたが、ディエゴ様不在で個人的には寂しい大会だった覚えがあります。

ウスリアガ選手が代表で活躍したのはこの頃のみだったようで、クラブチームでは86年~03年の現役時代はほとんど毎年移籍していたようです。

特にウスリアガ選手に思い入れがあったわけではないですが、このKINGはノーマルと異なる点が多かったので、珍しくて入手しました。
90年代半ばなので、すでにドイツ製ではなく、ユーゴやチェコなどで生産されていたと思われます。 
プルストラップ付のかかとも独特です。

つま先のステッチも

ちょっと変わっています。

これはCUPと同じで市販品にも採用されていたようです。

と思ったらパターンが左右で逆でした。
なぜ?
ウスリアガ選手のこだわりだったのか?

ちなみにCUPは以前にも登場していましたが、この機会に番号を付けて再掲載しました。2足入手してしまったので、543と544としました。
今となっては貴重なデザインの固定式ソールだと思います。

個人的に赤いスパイクで印象的なのは94年W杯のシーフォ選手でしょうか。

86年W杯ではアディダスでしたが、90年W杯からディアドラにされ、94年W杯は赤ディアドラでした。確かバッジョ選手ら数名のイタリア代表選手のスパイクは青のディアドラでした。

ただ、同じ大会でも、

固定式の黒(黄色ライン)も履いていて、赤はユニフォームの色に合わせていたんでしょうか?オシャレですね。

さらに、この時のスパイクをよく見ると、

アルゼンチン(マラドーナ)結び


94年大会でこの結び方をしていたのはご本人だけじゃなかったんですね…。
新発見です。
(90年W杯決勝のマテウス選手の話はこちら

カラースパイクは2000年以降に世界中で当たり前になってきますが、90年代はまだ珍しかったと思います。
Jリーグでも97年ごろに、

ブッフバルト選手が赤いプーマのKINGを使い始め、その後、広瀬選手も赤の0142にされたようです。

翌年にはそれまで母国メーカーのケルメ製スパイクを履いていたサリナス選手らも赤プーマにされました。

日本人選手がカラースパイクには移行しづらい時期だったようですね。

話がずれましたが、ウスリアガ選手は不幸にも若くして亡くなられてしまいました。
愛用スパイクとともにご冥福をお祈りいたします。

(2025年8月9日)