492 PUMA KING SL

Size UK 7.5 Made in Slovakia

前回のコラムの内容は、80年代最終盤から90年代初頭のプーマスパイクの劇的な変化についてでした。

シュータンを含めたアッパーのデザインの大幅な変更後のモデルは、個人的には好みではないですが、ディエゴ様が使っていた時期のものぐらいは集めてしまいました。

また、ソールもDUOフレックスソールが改良され、ディエゴ様が好んだ(黒白の)2カラーナイロンソールLIGAに継承され細々生き延びていたようです。

今回は2カラーナイロンソールの(たぶん)最終モデルと思われるKING SLのご紹介です。

KINGといえば80年代のモデルナンバーは「492」でした。
今回はたまたま492番目のスパイク紹介ですが、このころのモデルナンバーは、

うーん、私には理解不能な数字です。おそらく97年ぐらいの製品で、時代的にチェコ製ではなく、スロバキア製でした。

KINGの名が付くぐらいですが、使用していたプロ選手を探すのは難しく、たぶんこの選手が一時期履いていたようです(98年ごろ)。
中国人初のブンデスリーガプレーヤーのChen Yang(楊 晨(ヤン チェン))選手

肝心なソールの画像は、

フランクフルトの楊選手とシュトゥットガルトのベルトルト選手のマッチアップです。
以前こちらでも紹介しましたが、ベルトルト選手は90年代後半まで、アディスーパーソールのスパイクを愛用していました。
この画像は、この年代には極めて珍しい、70年代後半にデビューしたアディダスとプーマのソールのスパイクの対決で、おそらくこれが最後だったと思われます。

たぶん、楊選手は同じ年には違うタイプのスパイクに変更し、こんなモデルの時もあったようです。

この時期の白シュータンのモデルは今でもよくわかりません。以前少し紹介しましたが、チェコ代表選手も使っていたようです。

アディダスは2008年に復刻版でオリジナルと同じアディスーパーソールのモデルを復活させましたが、プーマの復刻版のソールは現行版の流用なので、このソールのモデルはこのKING SLが最後だったと思います。

アディスーパーソールに対抗したプーマの肝いりで作られ、ディエゴ様が出場したすべてのW杯で使用したソールですが、最近はなかなか見ることがないのは寂しい限りです。

(2024年11月5日)