Size UK6.5 Made in West Germany
こちらで先行紹介させていただきました記念すべき初10本スタッドモデルです。
ちょっとあわれな状態のソールですが、私にとっては超貴重です。
よく残っていたものです。
Nさん、本当にありがとうございます。
きっと今頃、母国のEURO決勝進出を喜んでおられることでしょう。
それにしても今後どうやって保存すべきか…。本当に古い固定式スタッドは悩ましいかぎりです。
さて、今では世界でもシーザーメノッティを知る方は少ないと思いますが、やはり日本人にはこの大会のディエゴ様のスパイクとしての印象が強いようです。
79年のWユース東京大会のディエゴ様についてはこちらにも記しましたが、メインで使っていたモデルは確かにT字型白シュータンのシーザーメノッティに似たタイプで異論はありません。
当時のカタログや広告にも大々的にT字型白シュータンのメノッティシリーズが載っており、おそらく当時のサッカー少年は、大会MVP選手のスパイクとして、みな憧れたはずです。
しかし、ソールは特徴的なかかと3本の純正10本スタッドソールではなく、オーソドックスな12本スタッドでした。また、シュータンマークも日本の広告の写真とは少し異なります。
(富越さんの貴重な写真のおかげで、この大会のことがわかるようになりました)
私が知る限り、ディエゴ様が10本スタッドのモデルをお使いだった時期は、アルヘンチノス・ジュニアーズ時代のごく限られた期間だけだったと思われます。
いろいろな画像を探しましたが、今のところディエゴ様が10本スタッドのモデルを履いているお姿は、サッカーマガジンに載っていた右の写真しか見たことがありません。
同じT字型白シュータンのモデルでも、左のような12本スタッドがほとんどだと思います。
当時のベルトマイスターにもT字型白シュータンモデルがあり、
価格もかなり開きがあるので、やはりスーパースターは高い方を履いていたのでしょうか?
この時期のプーマのモデルは本当にナゾが多いです。
(2021年7月9日)