309 asics INJECTOR XL-I RAMOS, 310 INJECTOR XL

309 asics INJECTOR XL-I RAMOS

Size 26.5cm Made in Japan

310 asics INJECTOR XL

Size 25cm Made in Japan

新旧のXLシリーズです。

ラモス選手の現役終盤のころのシグネチャーモデルは「先生」にいただきました。

オークション等でたまに見ることはありましたが、高額なことが多く、手が出せずにいました。

こんなよいサイズの箱付き未使用が目の前にあるとは…。

ありがたきしあわせです。

現役の終わり頃のモデルもやはりXLシリーズだったのはラモス選手のXL愛を感じます。

ラモス選手は80年代後半に日本では珍しかったナイキのスパイクを履いていましたが、やはり黄色ラインのアシックスの印象が強いです。


ナイキと契約されたころの広告


80年代前半の読売クラブの選手は全員プーマだったと思います。


その後、ナイキにされるまではインジェクターXLを使用されていたと思います。

インジェクター、シャペの歴史は70年代前半から始まりました(こちらにも少し記しました)。

XLは多分70年代中ごろに登場し、カーフ革でJSLの選手も使っていたモデルだったと思います。

ラモス選手モデルを入手できた後に、このXLがメルカリに出品されていました。発売していたころの定価よりもずっと高額でしたが、新旧XLを比較できると思い手に入れてしまいました。


当時の定価は11500円でした。

シュータンのマークはオニツカタイガーですが、箱にはアシックスと記されているので70年代後半のものだと思います。

その後、80年代になるとXL-80になります(確かXL-81もあったはず)。


70年代のXLの革はカーフとは思えないぐらいテカテカですが、XL-80以降、なめし革になったのでもっとしなやかだった記憶があります。

90年代になり、再びアシックスを履き始めたラモス選手のモデルはこちらの固定式だと思われます。

ラモス選手はブラジル出身ですので、技術はもちろんすばらしいのですが、あの細身で80年代の重いボールでも軽々とアウトサイドでロングパスを出し、強烈なシュートをバシバシ決めていたのがとても印象的でした。

しかもハンパない運動量で守備も攻撃もずっとし続けるスゴイ選手でした。

(2020年7月20日)