Size UK6 Made in France
まだ月一回発刊のサッカー雑誌のみが、海外サッカーの主な情報源だったころ、衝撃の表紙を目にしました。
プラティニ選手が3本線が途中で切れたスパイクを履いている…。
84年当時、それなりにスパイクの知識を持っている自負はありましたが、それまでまったく見たことがなかったデザインで、名前すらもわからないスパイクを超一流選手達が履いていることに驚きました。
上の画像では、プラティニ選手の後ろに隠れているシャラーナ選手(ポルトガル)やティガナ選手も履いていました。
結局、それ以来ずっとこのモデル名はわからず、近年古いスパイクを集めだしてようやくわかりました。
最初に知ったのは、こちらで紹介したフランス製アディダスのカタログを入手した時だったと思います。
長年の疑問が解けたのは嬉しかったのですが、正直思ったのは「かっこわる…」。
やはり、3本線はソールまで伸びてないとなあ…。
今でもそれは思います。
ただ、やはり実物はなんとしても見たいのがキチガイコレクターの性で、いろいろネットで探しまくりました。
そして見つけたこちらのインスタ画像。
記念すべき最初の投稿ブログでも紹介させていただいたマレーシアのコレクターさんがお持ちでした。
それから、自力で探そうとしましたが、まったく見つからない。
似たようなモデルはありました。
これはこれで珍しいのですが、とにかくフランス製アディダスは見つけるのが難しいと思います。
82年W杯で多くのフランス代表選手が履いていたIbericaも当時は見つからなかったのですが、幸運にも先生からお譲りいただき手にすることができました。
イベリカは日本でも販売していたので、当時見た記憶はあったのですが、EUROPAはサッカー雑誌の84年EUROの写真でしか見ることができませんでした。
どうしても見つけることができず、Sixstudsさん(かっこいいネームですね)にダメもとで直接交渉をしてみたところ、
「コレクション全部を購入してほしい」
とのお返事をいただきました。
希望されるような金額は持ち合わせておらず、その後、特に何の連絡もしなかったのですが、今年になってこのモデルをお譲りいただけました。本当にありがとうございます。
あらためて横のアングル
まあ、今だと許せますね。苦労して入手した分、かっこよく見えます。
もしかしたら、このEUROPAは日本初入国?
カタログのモデルのシュータンマークは西ドイツ製のものに見えますが、イベリカのマークも数種類あったようなので、別パターンも存在するのかもしれません。
箱入りというのも嬉しい限りです。
それにしても、これからも見つからないのか…。
今でも探してはいるんですが、
当時の多くのフランス代表選手には支給されたようですが、どこに行ってしまったのか?
プラティニ選手についてはこちらで紹介しましたが、やはりかっこいいので、今一度お写真を。
84年地元開催のEUROに向けてのトレーニング中にはまだシュータンが長かったですが、
実戦が近づくと切ってしまわれたようです。
ボールもスパイクも懐かしいですね。
(2023年12月16日)