274 PUMA KÖNIG (KING) worn by DIEGO MARADONA

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.35 「プーマT字型シュータンのナゾ編」

これまで数年間古いスパイクを見続けてきましたが、一番驚いたモデルです。

初めて見たのはこのサイトでした。

神に憧れ、神が履いていたと思われるキングなど、白シュータンの西ドイツ製プーマモデルをいくつか入手して喜んでいた頃でした。

それですらかなりレアなことだと思っていましたが、まさか実使用を持っている日本人がいるなんて…。

それもそれまで実物を見たことがなかったT字シュータンっぽいし、モデル名もケーニッヒ?

しかし、説明文は「マラドーナと言えばプーマのスパイク」…。

それだけ?

一般の方であれば、それだけで充分かもしれません。

しかし、西ドイツ製プーマスパイクであれば、知らないことはないと勘違いしていた私には衝撃の一足でした。

ただ、ユニフォームの紹介が記事のメインで、スパイクの写真はこれ一枚のみ。もう一足(後にバイスバイラーキングと判明)にいたってはアップすらない…。

2016年(メキシコW杯30周年)の特集記事なのですが、その頃はただの一閲覧者で、いくらそれ以上を知りたくてもどうしようもありませんでした。

その後、この時のスパイクについて所有者の方にお会いすることができ、いろいろ知ることができたのは、本を出版したおかげだと思っています。いろいろやってみるもんですね。

これと同じモデルが市販されたのかは未だに不明ですが、時期的には80~82年のわずかな期間しか作られなかったようで、81年初め頃、黒シュータンからT字シュータンに変化が見られますが、ソールは白一色のモデルもあったようです。


(まだ10番ではない79年の神。画像は写真家・富越さんのものです(いつも素晴らしい写真です)。T字型シュータンですが、ソールは白1色のようです)

(80年頃の写真。左はこのモデルらしきスパイクを履く神。右のアルゼンチン代表選手のプーマスパイクはシュータンがバラバラすぎて、私には理解不能な時期です)

神がこのタイプで試合をしたのかは不明ですが、私にとってはいつの実使用云々よりも、このモデルを目の前で見ることができ、いろいろわかったことの方が重要でした。

西ドイツの国旗がこんな場所に…。

スタッドまで特別とは…。

プーマスパイクは奥が深いです。