37. adidas Copa Mundial (current model) (1)

Size UK8 Made in Germany (product in 2007)

英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.15 『コパムンディアルの歴史編』

かれこれ20年近く前にアメリカに住んでいた時期がありました。

渡米当初、言葉も不自由、右も左もわからない土地で、仕事と生活でいっぱいいっぱいでした。

渡米前まで社会人サッカーをしていましたが、サッカー不毛の国ではしばらくボールも蹴れないとあきらめていました。

ところが、当時のアメリカでも一般の人がプレーするスポーツとしては、サッカーはとても人気がありました。

職場の中でもサッカーサークルがあり、様々な国の人が老若男女、レベルを問わず楽しんでいました。
私もそのサークルに加わることができ、スパイクを買いに行きました。

アメリカではくつ流通センターみたいな巨大なお店にサッカースパイクも売っていたと思います。

しかもかなりの品揃えで、コパムンも100ドルぐらいで買えました。

知り合い同士の草サッカーでコパムンは贅沢かと思い、その時は50ドルぐらいで「カイザー」っぽいモデルを選びました。

日本にはない、コパムンと同じ白黒スタッドで、しかも革もよいモデルが安く買えていい国だなあと思った覚えがあります。

話がそれましたが、このコパムンはアメリカに行く知り合いに無理を言って、買ってきてもらいました。

アメリカから帰国後、コパムンもそろそろなくなるかもと勝手に思い込んだ時期があり、今のうちに買っておこうかと思ってお願いしました。

今もコパムンが製造されているのは有難い限りです。

数多の名選手が使っていたことでも知られるコパムンですが、最近知った意外な愛用者が画像の方です。

私が初めて知ったアトランタ五輪ぐらいは既にアンブロだったと思いますが、それ以前はコパムンを履いていたんですね。

(2019年5月24日)

追記

この方で真っ先に思い出されるこのシーン

アンブロのスパイクだったんですね。

(2021年6月5日)

さらに追記

昨日(2021年12月19日)の101回天皇杯決勝戦は、浦和レッズが劇的な勝利で優勝しました。最近、まじめにJリーグチームのサッカーを見たことがなかったのですが、もっとも印象に残った選手がこの方、

なんと、コパムンでプレーしていた浦和のショルツ選手。

リーグ戦では

リーグ戦では取替え式のワールドカップも使用されていました。

浦和に来られる前もチャンピョンズリーグでこのモデルを履いていました。

デンマーク代表にも選出されるような選手が、このレベルでこのスパイクを選んでいるのは、なかなか興味深いです。今後も注目させていただきます。

(2021年12月20日)