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英雄たちが愛した歴史的スパイクVOL.15 『コパムンディアルの歴史編』
またコパムンディアル…。
ですが、これは個人的には、とうとう見つけた珍品です。
スタッドが13本あります。
どこかに書いたかもしれませんが、ソ連製、ロシア製の白黒2マテリアルソールは13本スタッドのタイプがあるそうですし、(下図のような)ベッケンバウアーモデルなどでは見たことがあります。
(お知り合いがヤフオクで売りに出されているスパイクです)
しかし、コパムンは90年W杯で何人かの選手が履いていた写真しかみたことがありませんでした(例1、例2)。
まあ、その時のモデルと同じかは別として、珍しいのは確かだと思います。
ユーゴ製はこちらにも載せましたが、(3本線の)ラインがビニール製で、西ドイツ製に比べるとクオリティーが低い印象でした。しかし、こちらのラインは革製で、つま先に補強金具もなく、かなりオリジナルに近い作りです。
シュータンマークは90年代の日本製アディダスっぽいデザイン(例)で、トレフォイルマークはありません。
ただ、最近気づいたのですが、コパムンが日本でデビューした頃、一ランク下でマラガというモデルがありました。
(83年3月の広告。コパムンがデビューしたばかりでシュータンマークがありません。こちらのマラガは12本スタッドです)
コパムンの取替え式はワールドカップで、マラガの取替え式はベルントシュスターです。
一ランク下のモデルは革がオックスハイドでした。
このマラガは年によってスタッドが12本と13本の2種類の広告があります。
(84年6月の広告)
日本製ではなかったと思いますが、意外なモデルが13本スタッドでした。
(2019年10月10日)
追記
2020年の初め、このコパムンの未使用品がebayに出品されていました。
しかし、ebayの難しいところですが、終了直前に競り負けてしまいました。
残念。
(2020年4月29日)