Size 25cm Made in Japan
スパイクと同様、車の場合も西ドイツ製は高級車の証でした。
ポルシェ、ベンツ、BMW、どれもモデル名が数字でした。
3、5、6、7シリーズ(BMW)、190、300E、500S(ベンツ)とか、911、928、930(ポルシェ)…。
買えるわけないのにどんな車種かなんとなく覚えていた気がします。
日本車はどのメーカーもそれぞれの車名がありました。
コロナもいい車だったけど、今はなあ…。
スパイクの場合、車と逆で、西ドイツ製はそれぞれモデル名がありましたが、日本製のアシックスのスパイクのモデル名は数字で、たくさんありすぎて正直あまり覚えられませんでした。
何となく西ドイツ車と同じく大きい方がよいモデルみたいな感覚はあったので、懐かしくて手に入れたのがこのスパイクです。
昔のサッカー雑誌の広告を見返すと、
82年のモデルでした。
意外と古かったんですね。82年には800、700、400番台が一挙に登場したようです。
82年当時、インジェクターの800番台はなかったようですが、後に登場します。SF懐かしいなあ。高校の時、一番最初に買ったスパイクかも。
100番台から毎年大きくなっていったような気がしていたんですが、まったく知らなかったので今一度確認してみました。
ちなみにシャペ(取替式)、インジェクター(固定式)という名前が誕生したのは73年頃で、100番台からスタートしたのはこちらに記しています。
78年までは200番台だったようです。
アシックス(オニツカから変わった頃)は、西ドイツメーカーと違い、オリンピックイヤーモデルを登場させていました。W杯には縁遠かったころの日本を物語る感じです。
79年になると、
300シリーズが登場しました。モスクワ五輪モデルやブルースパイクもあります。
82年以降、600番台がなぜか85年ぐらいに登場し、その後、日本に帰国された奥寺選手(OKU)モデルやアルファベットのUTやPFシリーズがたくさん出た後に、80年代後半から複雑な名前シリーズになったと思います。
アシックスのスパイクは難しいです。
(2020年9月9日)
追記
青いアシックスモデルを履く小松選手。
選手権の超ロングシュートが印象的でした。
写真はまだ高校2年生の時ですので、ロングシュートで有名になる前です。しかし、パンツには「YANMER」のロゴが…。
もうすでに将来が決まっていたのかもしれませんね。
(2021年9月23日)