2. PUMA KING (late-1970s)

Size UK10 Made in West Germany

キングギア発起人金子達仁氏×ビンテージスパイクコレクター小西博昭氏「西ドイツ製PUMAスパイク」を語るvol.2

70年代のスパイクは数えるほどしかありませんが、これは衝動的にebayで購入しました。

78年のW杯で優勝したアルゼンチン選手の多くが履いていたモデルではないかと思います。

神もそれらしきモデルを履いたことはあるようです。

82年大会から初めてW杯の存在を知り、それ以降、それなりに毎回真面目に見てきたつもりです。

しかし、スパイクのことは82年大会のことすら、実際にその頃のものを集め始めてから気づくことが多々あります。

昨今は、各選手の使用モデルに関する情報は、プロのみならず、高校サッカーですら鮮明な画像とともに追跡され、試合の翌日にはネットに出回っている時代です。

しかし、80年代だとかなり有名な選手でさえ、あやふやな情報が多いようです。

今さらどうでもいいのですが、正しい情報を残すのはその頃を知っている誰かの使命と思います。

さて、78年、82年大会のアルゼンチン代表主将はパサレラ選手でした。

78年大会はこの「キング」を履いて優勝しました。

82年大会は前回優勝国ということで、開幕戦でベルギーと対戦し、敗れてしまいました。

1次リーグは何とか突破しましたが、2次リーグで敗退し、連覇はなりませんでした。

開幕戦のパサレラ選手は、その頃のプーマの主力製品だった2色ソールの「キング」(もしくはWM)を履いていましたが、初戦の負けた試合のスパイクはそれ以降使わず、同じ取替え式ですが、見るからに年季の入った履きなれた「キング」に換えたようです。

82年大会では、神をはじめ、他のアルゼンチン選手も、同じ会場でも試合ごとにスパイクが違ったりするのは、やはりチーム・個人の調子が上がらないので、スパイク選択に迷っていたのかもしれません。

今さら理由を聞いても覚えている方はおられないでしょうが、きっと歴戦の兵でも縁起を担ぐことはあるんだと思っています。